働きの価値に見合った水準への引き上げで将来不安を払拭する春闘に!
連合青森は2月6日(土)13時30分から、青森県労働福祉会館で「2021春季生活闘争討論集会」を開催し、加盟組織からオンラインも含め110名が参加した。
集会では「月例賃金」の改善にこだわる取り組みの継続を通じ、賃上げの流れを定着させ、「底上げ」「底支え」「格差是正」を実現し、コロナ禍にある今、「感染症と経済の自立的成長」と「社会の持続性」の実現に向けて全力を尽くす。またその成果を広く社会に波及させ、すべての働く者の賃上げ、労働条件の向上を勝ち取ろうと意思統一した。
あいさつに立った塩谷進会長は「感染症対策と経済の復旧は二律背反ではないこと、雇用を守ることと賃上げは二者択一を迫られるものではないこと」と述べた上で「7年連続してきた賃上げの流れを止めず、雇用維持を大前提にすべての労働者の処遇を価値に見合った水準に引き上げ、将来不安を払拭する。これまで以上に厳しい環境下での闘いだが勝利に向け頑張ろう」と呼びかけた。
次に連合総合政策推進局・労働条件局大久保暁子局長が「連合2021春季生活闘争方針」について提起し、約3分の1の組合で個別賃金を把握できていない実状を述べ、「働きの価値に見合った水準への引き上げ、男女間賃金格差の是正を図るためには説得力のある要求書作りが必要。賃金実態の把握と賃金制度の確立が不可欠」と体制整備の必要性を述べた。
続いて日本銀行青森支店森本喜和支店長より「青森県内の経済状況」について説明がされた。
集会後半に入り、山内裕幸事務局長が「連合青森2021春季生活闘争方針」について提起し、最後に「分配構造の転換につながり得る賃上げを実現する」とした「闘争開始宣言」を採択し、団結ガンバローを三唱し、2021春季生活闘争勝利に向け闘いの火ぶたを切った。