「非正規労働者に関わる組織化と処遇改善の取り組み事例」学習会
連合青森は9月11日(火)17時30分から青森市の県労働福祉会館にて学習会を開催し、各組織から30名が参加した。
この学習会は、非正規労働者の「処遇改善」「底上げ・底支え」「格差是正」はもとより、基本的なワークルールの周知・徹底を図ることを通じて、均等処遇の実現に向けた取り組みを強化し、社会への波及を図ることを目的に開催された。
主催者あいさつに立った連合青森非正規共闘連絡会議山内裕幸副委員長は「連合青森として非正規労働者に関わる取り組みは様々進めてきているものの、まだまだ社会へ浸透しきれていない現状にある。正規だけでなく非正規労働者の声も多く含んだ政策を実現するためにも、連合大阪の取り組みを今後の運動の参考にしてほしい」と述べた。
続いて連合大阪久保真光局長より「非正規労働者の処遇改善と組織化に関わる連合大阪の取り組み」と題し講演いただいた。久保局長はまず大阪府の雇用状況について「完全失業率は前年に比べ改善傾向にあるものの、非正規労働者数は増加傾向にある」と課題を述べ、「そもそも労働組合に加入したいとは思っていない非正規労働者の方々にも自身に問題が起こる以前に労働組合(連合)の必要性を知ってもらう、振り向いてもらう運動が重要な意味を持つ。そのアプローチ方法として一方的な発信型ではなく、参加型で且つ、参加者が声を出せるイベントを企画・運営するなど連合大阪では行っている」と取り組みを語った。