青森空襲「7.28平和の集い」

 

惨い歴史を語り継ぎ、人為的災害の回避を誓う

 

 連合青森は7月26日(金)18時から青森市の県労働福祉会館にて「青森空襲7.28平和の集い」を開催し、各組織から70名が参加した。戦争という悲惨な出来事を語り継ぎ、二度とこの過ちをおかしてはいけないと誓い合い、74年前の青森空襲で1,018名にも及んだ犠牲者の方々に「黙祷」を捧げた。
 主催者あいさつに立った連合青森内村隆志会長は、今次参院選で現政権が安全保障の重要性を強調したことに触れ「戦争を知る人がほとんどいなくなった今、敗戦の反省をも知らない世代が政治を行い、それを指示する状況が広まった事に大きな危惧を持たざる得ない時代となった」と述べ、「長い年月をもっても薄れることがない憎しみや悲しみを生んだ戦争は、人為的に作り上げられた災害。今、韓国と劣悪な状況になっているのも、戦争が何年経っても消えることがない証拠だと言える。私たちは青森空襲という最も身近な実相を基に、平和を守ることの必要性を改めて共有することをお願いする」と強調した。
 次に青森空襲を記録する会の今村修会長は「戦後74年、この間平和な時代を過ごしてきた。これを100年、200年と続けて行くことが今を生きているものの努めではないか。戦争で家族を奪われ、廃墟の中で平和な国をつくろうと頑張った当時の人々の思いを記憶してほしい」と述べた。