「同一労働同一賃金の法整備を踏まえた労働組合の取り組み事例」学習会

 

根拠のない区別・格差を解消する!

 

 連合青森は9月24日(火)18時から青森市の県労働福祉会館にて学習会を開催し、各組織から38名が参加した。
 この学習会は、2020年4月施行の「同一労働同一賃金」法の主旨やルールに関して理解を深めることにより、非正規労働者の処遇改善につなげることを目的に開催された。
 主催者あいさつに立った連合青森非正規共闘連絡会議山内裕幸副委員長は「働き方改革について連合として賛同するところ、出来ないところがある。働く者の目線で実効あるものになるよう、各職場で取り組みを進めてほしい」と述べた。
 続いて連合非正規労働センター石黒生子総合局長より「同一労働同一賃金の法整備を踏まえた労働組合の取り組み」と題し講演いただいた。石黒総合局長は「非正規労働者の3分の1が主たる働き手となっている現在、根拠のない区別・格差を解消しなくてはならず、雇用形態にかかわらない共通の均等・均衡待遇規定を整備しなくてはいけない」と課題を述べ、「取組手順としてまず待遇の総点検が必要となり、待遇全体の比較ではなく、基本給や一時金、手当など1つ1つの待遇毎に性質・目的を照らし合わせ判断し、不合理が認められた際は是正に向けた労使協議が必要」と法整備の内容を説明した。