戦後75年「平和学習ツアー」

 

悲惨な歴史を語り継ぎ、人為的災害の回避を誓う

 

 連合青森は1989年の結成以来、悲惨を極めた青森市の空襲を永遠に記憶し、二度と戦争を繰り返すことのないよう平和運動の一環として「7.28平和の集い」を継続開催してきた。しかし、今年については新型コロナウイルス感染症対策として従来開催していた「7.28平和の集い」は中止としたものの、戦後75年という一つの節目であることから「平和学習会」として、青森空襲で被害が多くあった青森市内をバスで巡るツアーを8月1日(土)に開催し18名が参加した。
 このバスツアーは青森空襲で焼け残った建物や遺構、慰霊碑などを巡り、「青森空襲を記録する会」の今村修会長がその悲惨な歴史を説明する形で進められた。
 今村会長は「1894年に勃発した日清戦争から太平洋戦争までの50年間に4つの戦争があったが、その後の75年間、日本は戦争をしていない。先進国で75年もの間、戦争をしていないのは日本だけだ。この50年間におきた戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和を守り続けてほしい」と語った。