連合青森女性委員会第29回総会・学習会

 

女性の現状を知り、課題を声にし、活動へつなげる!

 

 連合青森女性委員会(東出るり子委員長)は11月20日(土)10時30分から、青森市の県労働福祉会館で「第29回総会」と学習会「女性健康セミナー~乳がん触診を学ぼう~」を開催した。総会には代議員43名中委任出席10名を含む34名が参加し、向こう一年間の活動方針を決定した。

 あいさつに立った東出委員長は、「コロナだから何もできないと嘆くのではなく、知恵を出し合い活動していこうと1年間取り組んだ。結果オンラインでの体験型学習会など、やり方次第で様々な活動が出来ることを知った。またコロナ禍の下、多くの女性が職を失うなど女性が弱い立場にあることが明らかとなった。この男女間格差を埋めるには女性が声を上げなければならず、声を上げるには現状を知らなければいけない。現状の問題・意見を女性委員会の活動へ結び付けていきたい」と強調した。

 来賓あいさつに入り連合青森大澤祥宏事務局長は「女性委員会の活動と同時にLGBTへの対応にも取り組んできた」と述べ、「性的マイノリティという数少ない方々が、安心して生活し誰もが取り残されないために何をすべきか考えてきた。県においても昨日、パートナーシップ制度の早期導入への意向を示したものの、この対応は非常に遅いと感じている。まだまだ青森県は誰にでも優しい県になっていない。これからも女性委員会として声を上げていってほしい」と呼びかけた。

 議事に入り、2021年度活動報告、2022年度活動方針(案)、新役員選出(案)が述べられた。2022年度活動方針では、ジェンダー平等にむけ、社会的うねりをつくり出すとして「女性活動組織の充実」「女性政策の充実」等、提起され承認された。

 続いて開催された学習会では、青森ピンクリボンプロジェクト片岡郁美事務局長を講師に迎え、青森県の乳がんの現状とセルフチェック方法を学んだ。片岡事務局長は「乳がんの罹患率は年々高まっているものの、青森県においては検診率が低いこともあり、死亡率は増加傾向にある」と現状を語り「月1回セルフチェックすることを習慣化してほしい」と述べ、触診方法を講演した。

 総会で選出された2022年度役員は次の通り。

 委 員 長 横山 裕子 (JP労組)
 副委員長 上野 真菜 (電力総連)
 事務局長 東出 るり子(情報労連)
 幹  事 保科 由雅子(UAゼンセン)
  〃 山崎 法子 (自治労)
  〃 森  良江 (自治労)
  〃  柏崎 友香 (電力総連)
  〃 木村 久美子(自動車総連)
  〃 鎌田 順子 (運輸労連)
  〃 工藤 美佐子(JP労組)
  〃 浦山 由希 (全労金)