連合青森「2022新年あいさつ」

「政治闘争」と「春季生活闘争」をスタートに必ずそばにいる存在」へ!

 

 新年明けましておめでとうございます。

 日頃から連合青森運動に対するご支援・ご協力に心より感謝申し上げます。

 本来であれば、「旗開き」を開催し組合員や関係団体の皆さんと一緒に運動の前進に向けた気合合わせを行なうところですが、新型コロナウイルス感染状況を鑑み、今年も中止とすることを決断いたしました。このような中にあっても連合青森は、厳しい環境におかれている働く者の代表として雇用の維持と創出、賃金・労働条件の向上、社会的セーフティネットの確立と安心して働き続けられる環境づくりに向けて取り組みを進めていくこととします。そのうえで、新年にあたり大きく2点についてごあいさつをさせていただきます。

 1点目は、「政治の取り組み」についてです。

 今年は「参議院議員選挙」が執行される年です。昨年の衆議院議員選挙では、一強政治の打破、連合青森推薦候補者の当選を果たすことができず厳しい結果となりました。このような中で国政においては、新型コロナウイルス感染症対策、経済対策、税・社会保障制度の見直しなど、私たちに直接関わる課題が扱われることから、連合として働く者・生活者の立場にたった政策を実現するため、構成組織の擁立候補者・連合青森推薦候補者の当選による政治勢力の拡大をめざし取り組み、併せて政治活動の意義・必要性を伝えるため政治学習会など開催していくこととします。

 2点目は、「2022春季生活闘争の取り組み」についてです。

 昨年の2021春季生活闘争では、コロナ禍の厳しい環境の下にあっても構成組織・組合員が一体となって闘争体制を強化するなど、日々の取り組みが成果として表れ、賃上げの流れを継続することができました。2022春季生活闘争は、すべての組合が「人への投資」を意識し月例賃金改善にこだわり、「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組みを強化し分配構造の転換をめざすとともに、雇用の維持・創出、社会的セーフティネットの強化を行ない「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて取り組みを強化していくこととします。

 それ以外にも、ジェンダー平等と多様性に満ちた社会の構築、SDGsの推進、平和行動、「連合青森プラットフォーム」の取り組みなど、労働組合としての活動が求められています。連合青森は、持続可能性と包摂を基底においた連合ビションの実現を念頭に「働くことを軸とする安心社会の実現~まもる・つなぐ・創りだす~」の前進に向け、働く仲間に寄り添い「必ずそばにいる存在」として皆さんと一緒になって連合運動を進めていくこととしますのでよろしくお願いします。

 今年一年が、ご家族を含む皆様のご健勝と幸多き一年となりますよう心からご祈念申しあげます。

 

連合青森  会長  塩 谷  進