賃上げの流れ定着、裾野を広げる取り組みを!
連合青森は2月1日(土)13時30分から、青森県労働福祉会館にて「2025春季生活闘争討論集会」を開催し、オンラインを含む120名の組合員が参加のもと、県内すべての働く者の賃上げ、労働条件の向上をめざし認識を合わせた。
あいさつに立った塩谷進会長は、「昨春闘で高水準の賃上げを勝ち取ったものの、生活向上を実感した者は一部にとどまり、個人消費は低迷している。労務費の適正な価格転嫁は道半ばの状況」と指摘。「賃金も経済も物価も安定した巡行軌道に乗せ、賃上げの流れを定着させるとともに賃上げの裾野を広げる取り組みに重心を置き、人手不足解消、県内経済の好循環・活性化に繋げていかなくてはならない」と今春闘に臨む決意を表した。 | ![]() |
集会後半に入り、中野隼事務局長が『連合青森2025春季生活闘争方針』について提起し、最後に「失われた四半世紀に後戻りさせてはいけない。適正な価格転嫁の実現、継続的に賃上げできる環境づくりを進め、あらゆる格差是正に注力する」とした「闘争開始宣言」を採択し、団結ガンバローを三唱し、2025春季生活闘争勝利に向け闘いの火ぶたを切った。
【賃上げ要求目標】 ◆率要求 6%以上 賃上げ分3.5%程度と定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を含む賃上げ5%程度+格差是正分1%以上 ◆額要求 15,000円以上 ①賃金カーブの算定が困難な場合 定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)3,750円程度+賃上げ分8,750円程度+格差是正分2,500円以上 ②賃金カーブの算定が可能な場合 定期昇給相当分+賃上げ分8,750円程度+格差是正分2,500円以上
●初任給の要求目標 183,250円(18歳高卒初任給参考目標値) ●企業内最低賃金 1,120円以上 |