2018女性委員会『学習会』

 

ジェンダー・バイアスを取り払おう!

 

 連合青森女性委員会(工藤美佐子委員長)は6月16日(土)14時から青森市ねぶたの家ワ・ラッセにて学習会を開催し、各組織から40名が参加した。
 開会にあたり工藤委員長は「4年間活動が滞っていた女性委員会だが、昨年再開し、右往左往の中、やっと学習会開催までこぎつけることが出来た」とこの1年間を振り返り、「学びとストレス発散で有意義な今日にしよう」とあいさつした。
  続いて来賓挨拶に入り、連合青森敦賀仁副事務局長は昨年連合で行ったハラスメント調査で、職場でハラスメントを受けた・見聞きした人が5割強いるという結果に触れ「告発することが難しく、様々な形で仕事に影響を与えるセクハラは、上司と部下、先輩後輩といった個人的問題ではなく、職場環境の問題と捉える必要があり、労働組合が関わる範囲の問題と理解してほしい」と述べた。
 学習会第1部「男女平等参画について学ぼう」に入り、田名部匡代参議院議員より現状と課題について講演いただき、「日本は諸外国に比べ『女性の人権』への認識が低く、少子化が進んだのは女性の社会進出が原因などと発言する男性議員さえいる。子を産み育てながら社会進出できる、その環境をつくるのが政治の役割ではないか」と強調し「女性を取り巻く問題について今、与野党の壁を越え、女性議員が集まり政策提言を進め声を上げていく」と語った。その後、女性社員が活躍するためには何が必要か?等のテーマに沿って行われたグループワークでは「性別に関係せず個々の能力への理解」や「周りの理解、意見や発言ができ取り入れられる環境が必要」等とまとめられた。
 続いて行われた第2部「日本酒について学ぼう」では、田酒で有名な西田酒造の西田司社長を招き、日本酒の種類と作り方の違いやお酒に合うおつまみの選び方、また利き酒を行い色や香り、味を楽しみながら、嗜み方を学んだ。
 学習会途中、「STOP!仕事におけるジェンダーに基づいた暴力」リーフレットを参加者全員で掲げ、ハラスメント根絶を訴えた。」