組織拡大と並行し、人財育成に力を!
連合青森は6月21日(木)18時から青森市の県労働福祉会館にて、組織拡大委員会「学習会」を開催し、各組織から28名が参加した。
連合では2020年までに『1000万連合』実現に向け5月から7月を組織拡大強化月間としている。連合青森もこれと連動した労働相談キャンペーンや街宣行動、また具体的に組織化の指導と連携ができる人材の育成も行っており、今回の学習会では組織化のノウハウを学んだ。
主催者あいさつに立った連合青森組織拡大委員会吉田信委員長は働き方改革関連法案に触れ「法令遵守の観点から労働組合の役割、責任は大きく、チェック機能を果たしていかなくてはならない。労働組合の必要性、役割を改めて知らしめ、組織拡大、仲間づくり活動と共に、教育強化も並行して行い人財育成に結び付けたい」と述べた。
続いて連合ユニオン東京今野衛書記長より「事例から学ぶ組織化のポイント」と題し講演いただき、近年の労働相談の傾向として男女比率はほぼ同一で10代、20代の若者からの相談が増加傾向にあること、内容は差別、労働時間、退職が急増していることが示された。また解雇問題やパワハラ、不当な懲戒処分などの相談から組合結成、団体交渉、労働委員会への救済申立、労使協調路線の確立、産別加盟に至るまでの様々な経緯や、請負・業務委託契約で働く労働者やフランチャイズチェーンの店舗経営者も労働組合を結成できる旨の報告された。