新・連合青森会長に塩谷進氏(情報労連)
連合青森は内村隆志会長の東北労働金庫常務理事・青森県本部長への就任に伴い、その後任人事について議論を重ね、第20回地方委員会を開催し連合青森会長の選出を行った。 |
連合青森第20回地方委員会が7月6日(月)14時から青森市の県労働福祉会館で開催され、地方委員、役員など約80名が出席した。
保田武利副会長の開会あいさつの後、地方委員会議長に佐々木怜平地方委員(JP労組)を選出して議事が進められた。
あいさつに立った連合青森内村隆志会長は今後の働き方について「コロナ問題だけにかかわらず産業構造が変化していく中で雇用の流動化は避けられない課題」と提起し、「突発的な雇用調整が必要となったときこそ、労働組合が関与し失業者を出さないことが極めて大きな意味を持つ」と述べた。また年内解散総選挙とも言われる政治状況について「一向に結束の方向を示せない現野党は国民から政権批判の受け皿とは認識されていない。労働者・国民に失望されぬような体制づくりをお願いしたい」と要望し、あいさつ最後に「政策・制度の歪みや不条理に対し、毅然と立ち向かう組織であることを内外から期待されている。個々の組織が社会的責任を背負い、連合運動を作り上げていく主体だという意識を一層強く持ち合わせ、新体制への結集をお願いする」と力強く呼びかけた。
続いて活動報告に移り「第17回定期大会以降の一般活動報告、2020年中間会計報告、2020年前期会計監査報告」が行われ、この報告事項について満場一致で採択された。
議事に入り、連合青森山内裕幸事務局長より第1号議案「2020春季生活闘争中間まとめ(案)」が報告され、妥結額で4,793円、率で1.81%、昨年同時期との比較では1,306円下回っていると公表された。第2号議案では「連合青森会長の選出について」として情報労連青森県協議会議長の塩谷進氏が選出され、第3号議案では「連合青森第16期役員の補充について」について提案され、こちらについても満場一致で採択された。
新会長に就任した塩谷進会長は「雇用対策、生活支援対策、経済対策を3本柱に総がかりの取り組みを行う。その具体化には多様性を意識し、様々な団体とつながりを深め、社会から共感を得られる運動を創造する」とし、政治課題について「次期衆院選は今日の劣化した政治や行政を再構築する極めて重要な選挙となる。連合青森の組織が一丸となって戦える環境整備を求めていく」と意気込みを述べ、ガンバロウ三唱で意思統一した。
任期は内村前会長の残任期間の2021年10月となっている。