「もしも」に備える!防災・救命の知識を楽しく習得
連合青森は教育・文化活動の一環としてこれまで「囲碁将棋大会」や「カラオケ大会」、「地引網体験」などを開催してきた。今年は近年、自然災害が多発していることから、各家庭や職場において防災に関する危機意識を高め、有事の際に役立つ知識やスキルを習得することを目的に、8月19日(土)、八戸市にある「青森県立種差少年自然の家」で「みんなで学ぼう防災教室」を開催し、組合員とその家族、総勢34名が参加し、防災に関する知識を習得した。
昼前から開催したこの防災教室は避難所での模擬体験として色々な非常食を体験することから始まった。理科の実験を連想させるファイアレスヒーターを使い温めたアツアツのシチュー、水を注ぐだけでできるおにぎり、缶に入ったパンやせんべいなど皆で味わいながら楽しんだ。
第2部は防災オリエンテーションと題し、八戸東消防署のご協力をいただき、救命処置の仕方や煙ハウス体験、消火訓練などを行った。参加者のほとんどが未経験という救命処置は各自、人形を使いマウスツーマウスと心臓マッサージを体験。救急車が到着するまでを仮定した心臓マッサージでは、皆、必死で汗だくとなった。また煙ハウスでは火災により煙が充満する室内で、どのように逃げ出すかを体験。煙は天井から滞留するため、鼻と口を覆い姿勢を低くし移動することを学んだ。 |
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第3部の避難所設営体験ではダンボールパーテーションや防災グッズを作成。身近にある大小さまざまなダンボールを使い作ったパーテーションはお子さんたちのお絵描きも加わり、各家庭オリジナリティ溢れるものばかりとなった。
参加した女の子からは「夏休みも残り2日で宿題も終わっていない中、父親に誘われ渋々参加したが、胸部圧迫など体験したことがない救命処置や命を守る行動を楽しく学ぶことができ、参加して良かった」とうれしい感想もいただいた。
今回のこの体験が今後、有事の際に体が動き、命を守り、命を救える行動となるかもしれない。
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