連合青森第21回地方委員会

 

 

『社会的セーフティネット機能強化』『労働者の生活安定』を2本柱に

 

 連合青森第21回地方委員会が10月29日(木)14時から八戸市の八戸パークホテルで開催され、地方委員、役員など約60名が出席した。
 鈴木パティ三八地協事務局長の開会あいさつの後、議長に小田直樹地方委員(電力総連)を選出し、議事が進められた。
 あいさつに立った連合青森塩谷進会長は冒頭、新型コロナウイルス感染症や近年の自然災害で犠牲になられた方々に追悼の意を表すとともに、労働組合として弱者に寄り添う活動を引き続き取り組むと語った。続いて、今後一年間の運動課題を2点に絞り述べ、1点目『コロナ禍における雇用・賃金改善』においては、「すべての働く者の雇用と生活を守る『社会的セーフティネット機能の強化』とともに、最低賃金の引き上げによる『労働者の生活安定』を2本柱に取り組む」と述べ、2点目『政治闘争』については「政権選択の重さをしっかりと意識して戦う必要がある」と強調した上で、「新型コロナウイルス感染拡大によって社会の脆弱性が浮き彫りになる中、改めてコロナ禍での政治の役割が求められている。第49回衆議院選挙を前に労働組合として政治への意識と理解、組織の求心力を高めることに全力を傾注する」と決意を述べた。
 この後来賓あいさつに移り、八戸市商工労働観光部磯嶋美徳部長、立憲民主党県総支部連合会山内崇共同代表、社民党県連合山名文世代表代行、県民社協会一戸富美雄会長が各々の立場から激励のあいさつを述べた。

 次に「活動報告、会計報告、会計監査報告」が行われ、満場一致で採択された。続いて議事に入り、「集団的労使関係の追求と社会に広がりのある運動の推進」や「真の多様性が根付く職場・社会の実現」、「政策実現に向けた政治活動の推進」などを盛り込んだ第1号議案「2021年度運動方針の補強(案)」、第2号議案「2020年度一般会計剰余金の処理(案)」、第3号議案「2021年度予算(案)」、第4号議案「第16期役員の補充」について採択され、満場一致で採択された。
新役員あいさつ

  新役員あいさつ

 

 地方委員会終盤に入り、「働く者の命とくらしを守り、政策実現に向けた取り組みを発信していく」とするアピールを採択し、塩谷会長の音頭で団結ガンバローを三唱し、次年度に向け意思統一を図った。