連合青森2018春季生活闘争総決起集会

 

賃上げと働き方改革の2本柱で闘い抜く!

 

 連合青森は3月3日(土)11時より、青森市の青い海公園で、「2018年春季生活闘争総決起集会」を開催し、構成組織の組合員700名が結集し、「賃金の引上げ」や「長時間労働の是正」の実現に向け、気勢を上げた。
 主催者あいさつに立った内村隆志会長は冒頭「4年連続で定期昇給以上の成果を出すことが出来たが、景気の好循環といった実感を得るには至っていない」と述べ、「中央の6割程度といった賃金格差により、若者はどんどん都会に吸い込まれていく。若者に県内企業の魅力を発信できるような賃金、労働条件を作り上げなくては流出は止められない。未組織労働者、非正規労働者の賃金・労働条件も併せ、底上げ・底支えなくして青森の景気は回復しない」「厳しい企業経営状況にあるにせよ、私たちが社会の底上げを勝ち取る使命を帯びて最後まで闘い抜かなければならない」と呼び掛けた。また働き方改革について「過労死にもつながる裁量労働制も高度プロフェッショナル制度も断固として反対し続けなくてはならない。今春闘は賃上げと働き方改革の2本柱で青森を元気にしていこう」と締めくくった。
 この後友好政党・団体から民進党県連田名部定男代表、田名部匡代参議院議員、県民社協会竹山美虎事務局長がそれぞれの立場から激励のあいさつを述べた。
 続いて連合青森山内裕幸事務局長が連合青森の要求提出状況(3月2日現在)186組合中23組合と要求額10,145円などの情勢報告を行った。
 次に、森林労連青森県協木村正彦議長、JR総連青森県協石川和行書記長、連合青森下北地協眞壁清事務局長が決意表明を行った。
 集会最後、「賃金カーブ維持相当分4,400円(2%)を確保し、賃上げ4,400円程度(2%程度)と格差是正分2,200円(1%)を要求する」「すべての働く者の賃金の底上げ・底支え、格差是正を実現する」とする集会アピールを採択し、最後に内村会長の団結ガンバローで集会を締めくくった。参加者はこの後、新町通りをデモ行進し、賃上げや労働法制の改悪阻止をアピールした。
 また、集会前段に行われた各構成組織からの2018春季生活闘争に向けた決意やアピールなど載せたプラカードのコンテストでは、最優秀賞に4年連続でJP労組の作品が選ばれた。